脂肪と筋肉の知らなかった働き

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NHKで人体についてシリーズで放送されたタモリさんと山中教授の番組。

2017年に放送された番組の再放送でしたが、勉強になるかなと録画したものを順番に見てます。

シリーズ1は腎臓について。

今回見たのは脂肪と筋肉についてですが、シリーズ7まであるんです。

脂肪と筋肉って五臓六腑などの臓器と違ってあまり注目されることがないですが、とっても興味深い内容でした。

まずは脂肪細胞です。

脂肪細胞から食欲を抑える物質『レプチン』を出していて、それが血管を通って脳の視床下部に伝えるそうです。

脂肪萎縮症といって脂肪細胞が無い難病の人は食べても食べても食欲を抑えられずに食べ過ぎることが原因で糖尿病や心臓病になっていました。

私達は脂肪があるからこそ、もう食べなくていいよと命令を脳に伝えているんですね!

となると食べ過ぎて肥満になるのはどうしてか疑問ですよね~。

脂肪細胞は食べ過ぎて余った糖分や油を溜め込んでどんどん大きくなっていきますが、それに応じてレプチンも多くなっているのに、レプチンが脳まで運ばれても脳の血液中に多くある油が邪魔をして脳に入っていかないのが原因だったり、届いたとしてもいい働きができなくてうまく神経に伝わらないそうです。

脂肪は必要だけど、摂りすぎると油が邪魔して食欲を抑える指令が脳に届かないので食べ過ぎて肥満になってしまうということでした。

なるほど~!!

脂肪細胞はレプチン以外にも血管を作るメッセージや免疫細胞に細菌やウイルスが入ってきたことを伝えることも分かってきたそうです。

脂肪が免疫とも関連しているとは驚きでした!

肥満の人の脂肪細胞は、油の粒を敵と間違えてメッセージを免疫細胞に送ってしまって免疫がどんどん増えて暴走してしまうのがメタボだと。

免疫細胞が血管の内部にまで入り込んで血液中の油を食べ続けてパンパンになると破裂して血管の壁を傷つけて病気になってしまう。

メタボを放置しておくと心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、腎臓病、高血圧などになりますからね。

こういうことだったんですね~!

どうすればいいのか?というと次は筋肉です。

運動後に筋肉から出る物質がメタボの身体で暴走している免疫細胞を抑えることができることも分かってきているようです。

筋肉はガンの増殖をおさえる、うつ症状を改善する、記憶力が高まる物質も出していると。

でも筋肉がありすぎるとどんどんエネルギーを浪費してしまうので、筋肉の成長をコントロールする物質が出ているんですって。

身体は神秘です~!!面白い!!

2017年に放送された内容なので今は新たに分かってきたことがあるんでしょうね。

やっぱり適度な運動とバランスのいい食生活です。

ダイエットしたい!体質改善したい!

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